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1-2. Prototype GUI画像処理システム(tkinter利用)

(2) Prototype GUI画像処理システム(tkinter利用)

(1) で実現したtkinterを用いたGUI画像表示プログラムを拡張し、Prototype GUI画像処理システムの開発を行う。ここでは、以下の基本条件を満たすGUIシステムの実現を目指す。

① Display画面上に2つのフレームと複数のボタンを用意する。

② 各ボタンは画像を処理する関数に対応付けられている。また、左フレームに処理対象画像を表示し、右フレームには画像処理結果を表示するものとする。

③ システムはボタンだけでなく、メニューバーを有し、対象画像ファイルの対話的選択や結果画像の保存ファイル名の対話的入力ができるものとする。また、終了メニューは終了確認をメッセージボックスで行うものとする。

システム概要の全体図は以下の通り。

tkinterを用いたPrototype GUI画像処理システムの概要 (ボタン[エッジ抽出]をクリックした場合が表示されている)

このシステム開発に利用した参考文献は以下の通りである。

吉川桂太郎、「GUIを利用した画像情報処理システムの開発」pp.1-83、平成27年度プロジェクトデザインIII、プロジェクト・レポート、メディア情報学科、金沢工業大学.

吉川君は私の研究室の学生であり、卒業研究を指導した最後の学生である。上記の卒業論文では python2.7.9、OpenCV version3.0, PIL 1.1.7を利用している。画像処理システムの大体は完成したが、下記の問題点を残していた。

(1) 処理後の画像をFrame上に表示できない、

(2) 処理を行った画像をファイルダイアログで任意の名前を付けて保存できない、

(3) 動画処理には対応できていない。

ここでは、これらの問題点を python3.7、OpenCV version3.0 の環境下で解決している。

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