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八方池まで登って来ました。
2023年7月2日(月)、長野県白馬村の八方尾根に日帰り登山をしてきた。前日の天気予報で7月2日、3日の八方尾根は快晴である事を知り、急遽思い立って松任駅に行き、白馬駅までの往復切符を購入した。元々は東京に住む長男と八方尾根登山を7月7日(金)、7月8日(土)、八方池山荘泊で計画していたが、登山予定日は雨との天気予報は7月1日(日)になっても変わらなかった為、宿泊予約した八方池山荘へキャンセルの電話連絡を入れた。しかし、快晴予報の八方尾根を諦められず、日帰りでの単独登山を試みた次第である。この八方池の日帰り登山は快晴に恵まれ八方尾根からの八方池、白馬3山、不帰嶮、天狗の頭等の素晴らしい景色を堪能できた。
松任から白馬行きの列車時間は以下の通りであった。松任駅発07:00の金沢駅行き普通電車に乗り、金沢駅着07:12。金沢駅で北陸新幹線「はくたか554」に乗換えて、金沢駅発07:26 、糸魚川駅着08:16である。
糸魚川駅で北陸新幹線から「えちごトキめき鉄道株式会社」に乗換え、4番ホームにて大糸線の一両編成の電車が入ってくるのを待つことになった。大糸線糸魚川駅発08:54 –>南小谷駅着09:56、列車を乗り換えて、南小谷駅発10:04–>白馬駅に10:22に到着する。JR松任駅から約3時間22分でJR白馬駅に到着である。
タクシーで行き先を告げて、白馬駅から八方尾根ゴンドラ駅への移動に約15分を要した。空は雲一つ無く澄み渡り、白馬3山もくっきりと見えており、理想的な登山日和であった。
大糸線の糸魚川-南小谷間はJR西日本の管轄であり、区間は電化しておらず、沿線に人家は殆ど無く、乗客も少ない。これに反して、JR東日本の管轄の南小谷-松本間は特急「あずさ」も走る白馬を中心とするリゾート地を沿線に持つ電化区間であり、部外者の私でもJR西日本管轄の糸魚川-南小谷区間とは大きな落差を感じた。また、JR西日本管轄の大糸線糸魚川駅の4番ホームも目に付いたので記載して置く。この4番ホームは元々の3番ホームの一部を仕切ってむりやり4番ホームにした特殊なホームである。南小谷行きの一両列車がホームに入るところを写真に撮ったのでFig.1に示す。
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Fig.1 大糸線糸魚川駅4番ホームに入線する一両編成の列車。
ここからは、長野県白馬村の八方尾根について記載する。
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Fig.2 八方ゴンドラ駅からのゴンドラリフト。
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Fig.3 うさぎ平テラス。ゴンゴラリフトの終点駅。
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Fig.4 アルペンクワッドリフト乗り場。2番目のリフト乗り場である。
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Fig.5 最後の3番目のリフト乗り場グラートクワッド黒菱平。
ゴンドラからリフトへの誘導も自然であり、何の問題も無く標高1835m地点に到達できた。私が八方池への登山を開始した時刻は11時40分であった。
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Fig.6 グラートクワッド・リフト(3番目のリフト)の降り場の真ん前が八方池山荘である。
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Fig.9 八方池山荘の近くにある八方尾根の登山コースの説明図。岩がゴロゴロの段差の在る登山コースと段差の余りない無い木道コースの2つが在る。
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Fig.10. 岩ゴロゴロ登山コースの最初の急坂を登り返って下の山荘を見る。
今回の八方池登山のGPSトラック記録を3D鳥瞰図( Earth Proで作成)上に白色表示したものをFig.11に示す。
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Fig.11 八方池登山ルート(白色で示すのはGPSトラッキング記録の軌跡)と丸山ケルン、唐松岳、五竜岳、鹿島槍ヶ岳、その後方に剱岳、立山が見える。唐松岳の右手に不帰瞼、天狗の頭が連なっている。主な山々の相対的位置関係を把握する為に、有益な3D鳥瞰図と思いGoogle Earth Proで作成した。
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Fig.12 第二ケルン(標高2007m)に約1時間で到達した。標準的なコースタイムであった。背後に丸山、唐松岳が見える。
第二ケルンの少し上にある八方ケルン(2032m)より撮った八方池、丸山ケルンのある丸山と唐松岳、不帰𡸴、天狗の大下りの写真をFig.13に示す。
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Fig.13 八方ケルン(標高2032m)から八方池を撮った写真。中央の白い雪渓の上方に青く小さく見えるのが八方池(標高2060m)である。写真左の丸い山が丸山ケルン(標高2465m)のある丸山、その隣の小さな三角ピークが唐松岳(標高2696m)、不帰瞼(3峰)、不帰瞼(2峰)、不帰瞼(1峰)と続き、最後に天狗の大下りも確認できる。
次に第三ケルンの写真をFig.14に示す。第三ケルンは八方池の約26mほど上方に位置し、今回の登山での最高到達地点(標高2086m)である。
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Fig.14 第三ケルンと白馬3山(白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳)。
第三ケルンから八方池を見下ろして撮った不帰𡸴と天狗の頭と白馬槍ヶ岳の写真をFig.15、白馬3山の写真をFig.16に示す。
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Fig.15 八方池と対岸の不帰𡸴(1峰)、天狗の頭(標高2812m)と白馬鑓ヶ岳(標高2903m)。
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Fig.16 八方池と対岸の天狗の頭(標高2812m)、白馬鑓ヶ岳(標高2903m)、杓子岳(標高2812m)、白馬岳(標高2932m)、小蓮華山(標高2766m)。風が少し有り、完全な鏡面になっていないので、池への白馬3山の写り具合が不十分であった。
最後に、丸山ケルンや唐松岳へ向かう登山路と第三ケルン及び八方池への分岐点の写真をFig.17に示す。
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Fig.17 丸山ケルンと唐松岳方向へ向かう登山道との分岐点の写真。唐松岳山頂まで往復すると、リフトの終了時間までに戻れないので、この地点で引き返した。次回八方池山荘に泊まり、午前7:00に登山を開始して唐松岳往復を試みる積もりである。
帰りは[白馬駅発15:51 –>松任駅着18:40]を想定し、ゴンドラリフトの八方駅に15:10頃に戻ったが、タクシーが見つからず徒歩で白馬駅に向かった。しかし、道に迷い、近くのホテルでタクシーを呼んで貰ったが、白馬駅15:51分の電車に間に合わず、運転手の提案で南小谷駅に送って貰い、何とか南小谷駅16:22発糸魚川行きの列車に乗車できた。最後に思いがけないハプニングはあったが、快晴に恵まれたハイキング登山をまる一日楽しむ事が出来て、感謝です。