新着情報
鳴谷山を登る
上図は鳴谷山登山のGPS記録をgoogle earth proによる白山の三次元表示画像に重ね合わせて表示したものである。
白山展望の山として知られている鳴谷山に2019年7月6日(土)に初めて登ってきた報告を以下に書きます。
白山市白峰の直ぐ手前で、手取湖に架かる桑島大橋を渡り、桑島側にあるホテル八鵬の側を通り、百合谷林道に入る。この林道を進み大嵐山登山口への分岐点で、右折して鳴谷山の登山口へ進む。この林道の終点には10~15台は駐車可能な広場がある。当日の登山開始時刻は午前9時40分。天気は曇りで、白山展望はあまり期待できない。登山開始地点の標高は987m、比較的緩やかな山道を60分程登り、砂御前山(1,326m)直下の鎧壁に出た。大きな岩壁の斜面を歩くので、それなりの恐怖心があり、残雪期や雨の中でこの鎧壁を歩きたくはないなと思った。岩場には、ニッコウキスゲや紫色のギボウシの花が咲いていた。
砂御前山への分岐を過ぎて、90分程度で鳴谷山山頂に到着できると思っていたが、ここから藪漕ぎが必要な急勾配の山道が延々と続いた。途中の山道に沿ってササユリが所々に咲いていた。鳴谷山山頂(標高1,597m)への到着は予定時刻より60分遅れてしまい、13時30分であった。残念ながら、白山は雲の中で展望は全く効かず、雨が降りそうになったので、昼食を30分で済まし、14時00分に山頂よりの下山を開始した。下山の途中、鎧壁付近で小雨になったが、問題なく通過できた。登山口駐車場へ帰り着いたのは17時30分であった。今回の鳴谷山行きは、登り4時間、帰りに3時間30分を要する累積標高差930mを持つアプローチの長いハードな藪漕ぎ登山であった。登山途中、3組の下山するパーティと出会い、山頂では2組のパーティが遅れて登って来た。人気の山だが、登山道は稜線でもぬかるんでいる所がかなりあり、また、藪漕ぎが必要で登り降りの多い山道が続く、想像以上のハードな登山であった。